勇者ぽんぶーの冒険

ドラクエ10初心者丸出しの冒険日誌。2017年春、初プレイ!

どうぐ使いの採用面接に落ちたんだけど、こんなことあるの?

え?転職って、普通に転職クエストをクリアすればできるんじゃないの?

採用面接に落ちるって何?

 

最初から順を追って説明していこう。

 

 

私は鈴蘭高校、そして代々木アニメーション学院を卒業して、この春から戦士に就職した。

アストルティアの平和は私が守る。」

新勇者として希望に満ちた冒険ライフをスタートさせた。

 

最初は右も左もわからないレベル1の私だったが、ドンドン仕事を覚えて成長していき、上司からは「初期の頃の俺の時代に比べて、3倍のスピードで成長してるなぁ。」なんて言われたりもした。

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常に同期でもトップの評価を受けてすっかり天狗になっていた私だったが、その高くなり過ぎた鼻は根もとからポッキリと折られることになる。

レベル50に到達した途端、全く成長が感じられなくなったのだ。

ふと気が付くと同期達は遠く先を歩いていた。

 

「これ以上、戦士でいても自分のレベルアップは望めない。きっと戦士は向いていなかったんだ。そもそもこんな小さな会社じゃ私の器を受け止めることなんてできやしない。もっと私の才能を発揮できる仕事があるはずだ!」

 

私は、マイナビ神官ドットコムにログインして「武闘家」に転職した。

 

これまで重装備に身を包み大きな剣を振り回していたので、最初に装備を渡された時は驚いた。

防具は「それ装備っていうか、ただの服だろ?」という頼りないものだったし、「武器はツメね」の言葉には心底驚いた。

毎日、生ヅメをはがしては痛みで泣いた。

 

それでもなんとか武闘家として精一杯仕事をした。

しかし、また・・・・

そう、レベル50でパッタリと成長が止まったのだ。

 

「この職場も私には向いていなかったんだな。だいたい上司がバカだから全然私の能力を発揮させられてないし、組織の古い体質も合わないし、職場環境だって悪いし・・・ああ、どこかに私のあふれる才能をいかせる職場はないものか?」

 

 

・・・・本当はわかっていた。

 

会社が悪いんじゃない。上司が悪いんじゃない。職場環境が悪いんじゃない。仕事が向いていないんでもない。

ただ、私の限界がそこなんだ。

全てを自分以外の何かのせいにして、自分は何かを変える努力を一切してこなかった。

こんなことを繰り返s・・・

 

 

ちょっと待って!!

 

何これ、ドラクエ10の「ゲームの中」の話だよね??

「ゲームの記事」を書いてる私が、なんで今、書きながら泣いてるの??

なんで画面がグシャグシャににじんで見えないの??

いいか私、これは「勇者ぽんぶー」の話だ。

画面の前の私の話じゃない、落ち着くんだ。

 

(筆者が「こんらんしている」ため、しばらくお待ち下さい。)

 

取り乱して申し訳ない。

話の続きをs・・・チィーーーンチィーーーン・・・・

ごめん、鼻水もすごい出ちゃってて。

 

 

さて、そんなこんなで武闘家にも限界を感じた私は、またもやマイナビ神官ドットコムにログインして職探し。

 

少し今までと違った職業を・・・お、「どうぐ使い」が面白そうだ。

早速、面接を受けてきた。

 

「それではまず、当社どうぐ使いを志望した動機をお聞かせ下さい。」

「どうぐを使いたいからです!」

「それは、具体的にどういう意味ですか?」

「この前、私、毒に犯されまして。どんどんHPが減っていくのをただ見ていることしかできなくて。「どくけしそう」は持っていたんですが、戦士なので使えないじゃないですか?仲間のHPやMPが減っても、せっかく「やくそう」や「まほうのせいすい」を持っているのに、どうぐ使いじゃないんで使えないのが悔しくて。」

「・・・・・マニュアルは読む方ですか?

「やはり、これから求められる人材はマニュアル型人間ではなく、自由な発想のできる人間だと思っています。ですので、マニュアルは読みません。

「・・・わかりました、ありがとうございます。それでは後日、採用結果を郵送しますので届くまでお待ち下さい。」

 

後日、これが郵便受けに入っていた。

 

【選考結果】

 

先日は当社どうぐ使いの採用面接にお越しいただきありがとうございました。

厳正なる選考の結果、誠に残念ではございますが、今回は採用を見合わせていただくことになりました。

ご希望に添えず恐縮ですが、なにとぞご了承くださいますようお願い申し上げます。

 

 

今回の記事は、なぜか私自身の心のダメージが大きいため、

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