男とは悲しい生き物である
魔勇者アンルシアを倒した、真アンルシア姫とぽんぶー。
魔勇者アンルシアは消滅間際、このレンダーシアの世界は大魔王マデサゴーラが創造した偽りの世界だと暴露する。
(前回記事はこちら→信じられない!嘘だと言ってくれよ!! - 勇者ぽんぶーの冒険)
大魔王マデサゴーラ視点でみると、
何で言うの?
である。
魔勇者アンルシアが真アンルシア姫とぽんぶーを倒せなかったのは仕方ないにしても、まだバレてない「このレンダーシアが偽りの世界であること」を、死ぬ間際に暴露する必要があるの?というのがマデサゴーラさんの本音だろう。
でもマデサゴーラさん、魔勇者さんを責めないでやってくれ。
これもルールだから。
悪役のルールだから。
中ボスクラスは、死ぬ間際にラスボスの秘密をちょっとバラすのがルールだから。
魔勇者さんはブレイブストーンという石を持っていた。
これを使えば偽りのレンダーシアから真のレンダーシアへワープできるらしい。
しかし、今の戦いで割れてしまっていた。
え、無料で直してくれんの?
ってことは・・・
魔勇者アンルシアさん、入っててくれたんだ!
ビック長期保証。
買ったときの5%ポイント分って、けっこう痛いじゃん?
新品買うわけだから、その時は「壊れる」ってことがイマイチ現実的じゃなくて、つい加入しなかったりするけど、魔勇者アンルシアさんはよっぽどこの石を大事にしてたんだね。
さすがビックカメラ「ブレイブストーン館」修理担当のクロウズさん、仕事が早い。
ちなみに「ブレイブストーン館」は10階建ての店舗で、ブレイブストーンの保護シートやケース、ブレイブストーン充電器、ブレイブストーンケーブル、ブレイブストーンホルダーなど、ブレイブストーンの周辺アイテムの全てが揃ったブレイブストーン好きにはたまらないお店だ。
ただ、オーナーの大魔王マデサゴーラの意向により、ブレイブストーンそのものは売ってない。
クロウズさんが直したブレイブストーンを使って、真のレンダーシアに戻ってきた。
ご両親のアリオス王夫妻は、アンルシアさんが生きて戻って大喜び。
すると、賢者ルシェンダなる人物が、
ああ・・・いきなりバラしちゃった。
こっちの世界ではまだアンルシアさんが勇者だってバレてないから、「勇者ぽんぶー」をゴリ押ししてこうと思ってたのに、さすが賢者でボインともなると何もかもお見通しである。
今度は真のレンダーシアの冒険が始まるようだ。
運命の振り子を持って、偽りのレンダーシアで行ったメルサンディ・セレド・アラハギーロの3箇所にまた行くみたい・・・
ルシェンダさん、それはマップの使い回しではなく?
・・・・・・・
ではないですよね!違う世界ですもんね!
はい、余計な事を言わずに調査して参ります!
我が愛しのアンルシアさんと一緒なら、ついこの前やっとのことでクリアしたマップにもう一度最初から行かされようとも、全然平気です!
は?
アンルシアさんと別行動?
・・・・・
あれ?なんだろ?
・・・・・
急にお腹痛くなってきた。
ごめんなさい、お医者さんに行かなきゃいけないので冒険には行かれなくなっちゃいました。
別ルートで説得にきやがったな。
「アンルシアはお前に気があるから、安心して一人で冒険に行け」って言うの?
パパさん、そんな安易な説得に応じる私だと思ってるの?
・・・・・・
・・・・・・
・・・そうなの?
・・・・・・
え、だからさ・・・・
・・・・・・
その、アンルシアさんが特別な友情感じてて、別行動をさみしく思ってるって・・・本当なの?
・・・・・・本当なのね?
・・・・
仕方ねぇなぁ!
わかったよ、行くよ冒険。
行けばいいんでしょ!
アンルシアさんをあんまりさみしがらせるのも可哀想だから、ちょちょっと冒険してすぐ帰ってきてやるからな!
(男とは本当に悲しい生き物である。書いている私自身が少し落ち込んだ。)
少し駆け出し気味にアンルシアさんの部屋に行くと、クロウズがいた。
そうか、ブレイブストーンを使って偽りのレンダーシアと行き来しながら冒険を進めないといけないからな。
それじゃ、ブレイブストーンを私に渡してくr
ついに面と向かって言いやがったな、このカッコつけ帽子野郎!!
「勇者ぽんぶー」を名乗りつつ実際は勇者じゃないって部分は、今後もオブラートに包んでいく方針だったのに、しれっとこのブログに痛恨の一撃お見舞いしてくれてんじゃねぇよ!
ああ、もう嫌になっちゃったな!
やっぱりもう一回最初からレンダーシアをまわるなんて面倒だし、冒険やめちゃおうかな!
お腹痛いから正露丸飲んで寝ちゃおうかな!!
!!!!!!!!!
・・・・・
部屋の・・・合鍵くれんの??
・・・・・
・・・・・・
・・・・・
・・・
うん!
僕、冒険行ってくる!!!
馬鹿でもいいじゃない。
男達よ、ともに頑張ろうぜ。
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