勇者ぽんぶーの冒険

ドラクエ10初心者丸出しの冒険日誌。2017年春、初プレイ!

匿名のお前らに言いたいことがある

オンラインにおける人間関係はとても難しい。

 

画面の向こうにいるリアルのその人のことは、何もわからない。
性別やだいたいの年齢層といった、リアルの世界であれば一目見ればわかるような基本的なことすら、わからない。
その匿名性ゆえに、いつでも簡単に関係を断ち切ることもできる。

 

そんな中でのコミュニケーションは常に綱渡りだ。
一歩でも踏み間違えれば、取り返しはつかない。

 

一方で、最初から関係を構築しようとしないのであれば綱渡りなどする必要はない。
匿名性に隠れて、好き勝手に人を攻撃することだってできる。

実際にドラクエ10のブログやコメント欄では、こういった攻撃の応酬になっているのを見かける。
ドラクエ10をプレイしている中でも心ない言葉を浴びせられた人もいるだろう。

 

その様な攻撃を目にするたび、その攻撃をしている人が抱える「悲しみ」を思う。
攻撃されている人ではなく、攻撃をしている人の悲しみだ。

 

誰だかわからない人の、背景もロクにわからない出来事を、誰だかわからない人が攻撃する。
なんと無意味なことだろう。
どうしてそんな無意味な事をするのだろう?

 

それは、その攻撃をしている人が「悲しみ」を抱えているからだと思う。
辛いことがあったのかもしれない、何かのコンプレックスがあるのかもしれない。
「悲しみ」を持たない人は、人を無意味に攻撃したりしない。
良い悪いの問題ではなく、無意味なのだからする必要が無いのだ。

 

ただ残念ながら悲しみを持たない人なんて、いない。
誰だってそれぞれに悲しみを抱えている。
だから、リアルでは出すことのできない悲しみが、匿名のネットの世界で解放され、荒れてしまうのは必然であり、仕方のないことなのかもしれない。

 

でもどうしてだろう?

 

もし、そうだというのなら、これはどう説明すればいいだろう?

 

ドラクエ10の世界はあたたかい。

 

初心者の私に色々な事を教えてくれる人がいる。
いつもチームの皆を気遣って世話を焼いてくれる人がいる。
家を建てたお祝いに家具を贈ってくれる人がいる。
いつも畑に水や肥料をやってくれる人がいる。
すれ違いざまに「いいね!」をくれる人がいる。
こんなブログを読んでくれる人、そしてあたたかいコメントまでくれる人がいる。

 

お前ら、悲しみはどうした?
抱えているはずだろう?
ほとんど何をやっても許されてしまうこの匿名の世界で、

お前らはなぜそんな事をしているんだ?

 

お互いにどんな人間かもわからず、利害関係も無く、いつでも簡単に関係を断ち切れる。

 

その中で、お前らはなぜ「優しく」あろうとするんだろう?

 

そんなお前らに言いたいことがある。

 

リアルのお前らは、魔王など倒せない。

 

世界なんて救えない。

 

それでも悲しみに打ち勝ち、

 

人に優しくできるお前らは、

 

真の勇者だ。

 
 
 

 

いつも応援、ありがとう!