人妻
さて、ストーリーを進めよう。
前回の真アラハギーロの続きだ。
前回の記事はこちら→あの人のストーカー行為が発覚!! - 勇者ぽんぶーの冒険
アラハギーロの王であるムーニス王は、なぜかわかめ王子というモンスターの姿になっていた。
はじめは自分が王様であることをカブース大臣達に信じてもらえなかったが、カブース大臣の恥ずかしい過去を暴露することで、なんとか信じてもらうことができた。
ムーニス王は、自分がモンスターの姿になった理由を話す。
アラハギーロ王国と魔族との間に激しい戦争があり、王国は魔族に完敗したのだそうだ。
そして魔族はなぜか兵士達をモンスターの姿に変え、どこかに連れ去ってしまったという。
ムーニス王は、砂漠の日差しで干からびていたため見つからずに済んだらしい。
その王冠がよく無事だったな。
王冠は干からびなかったわけだから、魔族の皆さん、それ見逃しちゃダメだろ。
戦争やってて、敵の大将のこんなに目立つ目印をスルーとは・・・
そんなことだから魔族はドラクエ史上、一度も勇者に勝てないんだからな。
ムーニス王は、王国に伝わる古文書によると、ジャイラ密林にあるクドゥスの泉に身体をひたせば元の姿に戻れそうだという。
例によって私が警護に同行し、クドゥスの泉にやってきた。
どうやって、よろしくやるの?
さっきこの王国に来たばかりの私が、国王にもしものことがあった時に出来ることなんてほとんどないよ。
リアルでも時々、ザックリし過ぎてる「よろしく頼んだよ」をぶつけられる時がある。
仕事で非常に多いケースだ。
頼む側もよくわかってないことを丸投げしてくる場合に用いられる。
そんな時、私は「ふjrがtけydです。」と答えるようにしている。
ムーニス王がクドゥスの泉に身体をひたすと、無事元の姿に戻った。
「変わってねぇじゃねーか!」というツッコミはしない。
ヒゲの量から考えて、そのツッコミ待ちのニオイがするからだ。
ムーニス王はモンスターに変えられ行方不明になってしまった兵士達の救出を誓う。
城に戻ると、そうやって行方不明になった夫を探している奧さんが来ていた。
夫の名前はカレヴァン。左目に十字の傷があるらしい。
普通はそれだけの手がかりではとても探せないが、なんと私はカレヴァンさんを知っている。
ムーニス王以外でモンスターに変えられた人間は一人しか会ったことがないが、それがカレヴァンさんなのだ。
魔族と死闘を繰り広げたわけだから相当な人数がいたはずの兵士の中で、ピンポイントでカレヴァンさんだけ知ってる私。
こんな偶然ってあるんだね。
そうなんです。
一緒に真の方のアラハギーロに来て下さい。
しかし、どうやらブレイブストーンで真偽の世界を行き来できるのは私だけのようで、セラフィさんとカレヴァンさんは真の世界に来られない。
このカレヴァンさん、「元気」なの?
「カレヴァンさんは、キラーパンサーだよ」って伝えた方がよくない?
カレヴァンさんが元気な証拠に、カレヴァンさんがいつも着けていたカメオを奧さんに渡すことになった。
スイーツトロルに奪われていたカメオを取り戻した。
任せておけ、私が必ずこのカメオを奧さんに届けてカレヴァンさんの無事を知らせておく。
真アラハギーロに戻り、奧さんであるマレイカさんにカメオを渡す。
マレイカさん、旦那さんのカレヴァンさんは若干野性味を増してますが、元気です。
なぜ帰って来ないのかは旦那さんしかわからないことですが、私からは事実だけをお伝えしますね。
旦那さんは、若い女性と一緒にいます。
私なら、あなたのような妻がありながら他の女性と、なんて考えられませんがね。
あなたからもらったカメオを返したってことは、
「俺のことは忘れてくれ」
という意味なんじゃないでしょうか。
おそらく、その女性とともに新しい人生を歩もうとしているのでしょう。
だからあなたはあなたで、新しい一歩を踏み出しませんか?
今まさにあなたの一歩前に、これからのあなたを支えたい男が立っています。
私はオーガですが、あなたに合わせて人間にもなれますよ。
実は旦那さんが一緒にいるその若い女性、第5回アストルティアクィーン総選挙で1位に輝いた女性なんです。
やっぱり男はああいう人懐っこくて可愛らしいタイプに弱いんですかね。
私はマレイカさんの様なしっかりとした大人の女性に魅力を感じますけどね。
あと、これはマレイカさんがショックを受けるでしょうから言わないでおこうと思ったのですが・・・
旦那さんは、その女性に四つん這いになって付き従っています。
マレイカさん、
ただの一度も・・・
こっちを見てくれませんでした。
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