下心いっぱいの男子達に告ぐ!!
バージョン2、レンダーシアの物語。
前回、メルサンディの村で1つ目の蝶を手に入れた私は、次にセレドの町に向かった。
セレドの町は、子供だけの国らしい。
この町への行き方は、今までとはかなり違うので注意が必要だ。
いつもはルーラストーンや大地の箱舟(ドラクエ10の電車)、ドルボードで移動していると思うが、今回使う移動手段は東急田園都市線だ。
東急田園都市線で渋谷駅から長津田駅まで行って、そこでこどもの国線に乗り換えてこどもの国駅で降りる。
車でももちろん行けるが、土日祝日は道路・駐車場ともに混むので電車で行くことをオススメする。
詳しい行き方は以下を参照して欲しい。
先ほどの女の子リゼロッタさん(セレドの町の女王)が言うには、大人の私がこの町で過ごすためには、審査を通過して「名誉子供」として認められる必要があるらしい。
無事、審査を通過しリゼロッタさんのもとへ・・・
審査などする必要はないんじゃない?
ドラクエ10をここまで進めてる時点で、どんなプレイヤーも文句なく「名誉子供」だと思うんだよね。
本当の子供さんもいると思うけど、9割以上のプレイヤーが「子供の心を失わない名誉子供」な大人達だろう。
そしてリゼロッタさんが、この町のルールを説明してくれた。
名誉子供はノーマル子供より身分が下らしい。
「子供の言うことは絶対」だそうだ。
「オレそんなこと言ってませんー!いつオレがそんなこと言った?何月何日何時何分何秒?地球が何回周ったとき?」にも正確に答えなければならないということか・・・
エンガチョされた場合は、超バリアーなのでタッチしてもぽんぶー菌を感染させることはできないということか・・・
素晴らしい!
この世界の人達、本当に戸締まりをちゃんとした方がいいと思う。
この世界では見ず知らずの冒険者が勝手に家に入ってきてタンスやツボを漁ったあげく、宝箱なんか置いておこうものなら、無断で中身持っていくからね。
でもね、残念ながら戸締まりをしてもそれを完全防ぐことはできないんだ。
冒険者達は、どこからか鍵を手に入れてきてその戸をこじ開けて、やっぱり中の宝箱を奪っていく。
そんな事をしておきながら世界を救うヒーローを気取っているのだから、君達が大人を信じられなくなるのも無理はない。
バナナは?
バナナはおやつじゃないから、食べていいよね?
リゼロッタは、以前にテキトーな魔人召喚をやって意図せず町から大人達を消し去ってしまっている。
そして、もう一度魔人召喚を行おうとしているらしい。
しかし、幼なじみらしいフィーロ君は、魔人召喚を阻止しようと考えているようだ。
フィーロ君は今のままのセレドの町ではダメだと思っていて、なんとか大人達が町に戻ることを望んでいる。
そして・・・
このドラクエ10の世界に来て、初めてまともな奴に会った気がする。
「旅の方にこんなことを頼むのは気が引けるのですが」
この感覚を持った奴に、この世界で一度も会ってなかった。
今までの奴らの代表が、以前記事にしたランシーおばさんだ。記事タイトルからも私の怒りが分かっていただけるだろう。
この世界の人達の無礼さに堪忍袋の緒が切れた 【青のキーエンブレム前編】 - 勇者ぽんぶーの冒険
どいつもこいつもどいつもこいつも、初対面の旅人に面倒事を押し付けてくる。
フィーロ君は、これが大変非常識であることがわかってる。
初めて会った常識人が子供とは・・・
「リンジャの塔へ魔人召喚グッズを取りに行ったリゼロッタさんを一緒に追う」という、フィーロ君の頼み事を快く引き受けて、リンジャの塔を登ってみると、既にリゼロッタさんはグッズをゲットしていた。
キレイなお城・・・夢の王国・・・
ま、まさか!
あのランドを築こうというのか?
千葉県浦安市にあるのに「東京」を名乗るあのランドを!
漁師町だった浦安市をヤシの木で埋め尽くしてリゾートに変えてしまったあのランドを!
浦安市の名産を「海苔とアサリ」から、「ポップコーンとチュロス」に変えてしまったあのランドを!
しかし、残念だったなリゼロッタ。
あのランドは、子供だけの王国ではない。
いや、むしろ毎年の値上げにより、もはや大人の王国となってしまったと言っても過言ではない。
今の、あのランドは、
下心いっぱいの男子が、お金をいっぱい使って意中の女子を夢いっぱいにした後、帰りに夜の夢の国でその女子のオッパ・・・・
よく言った、フィーロ君!!
君の言う通り、本当にくだらない!!!
下心いっぱいの男子達よ、このフィーロ君の言葉を胸に刻め!!!!
フィーロ君、本当にすげぇな。
でも大人達って、だいたいこんなだからさ。
たぶん、大人達戻ってこない方が幸せに暮らせると思うぞ。
フィーロ君の方がよっぽど大人だから、大丈夫だ。
それに、やっぱり子供は「あのランド」より「こどもの国」の方がいいぞ。
それにしても君の精神年齢、どうなってんだよ。
まだ「ウンコ」を連呼して爆笑する年齢じゃないのか??
そんなフィーロ君の制止もむなしく、リゼロッタは魔人召還を実行してしまう。
すると・・・
お前、ジー〇ーだろっ!!!!
あのランドにいる、アラ〇ンのキャラクターの〇ーニーだろっ!!!!
「願いを叶えてくれる青い魔人」って、アラジ〇もジャスミ〇もビックリのストレート勝負だな。
結局、このジーニ〇は悪い奴で、バトルに勝利したのはいいものの、大人が町に戻ってこないことに変わりはない。
しかし、リゼロッタさんやフィーロ君は自分達の力でなんとか頑張っていくという。
そして別れ際・・・
「何から何まであなたに頼ってしまって」
この姿勢、素晴らしい。
実際にはフィーロ君も、自分に出来ることを精一杯頑張っていた。
この世界には、私に勝手な頼み事をして自分は何もしないくせに、「お前も頑張ったね。ほれ、褒美のアイテム。」的な奴がたくさんいる。
そんな奴らに比べ、フィーロ君の人間の出来。
大人などいなくても、フィーロ君がいる限りセレドの町は安泰だろう。
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